赤ちゃんて夜寝てくれませんよね。特に生まれたばっかりの赤ちゃんは、まだお腹の中にいた時のリズムが残ってるから、昼間は寝てくれても夜になると起きますよね。
夜やっとの思いで寝かしつけても、布団に寝せると起きますよね。そしてまた寝かしつけのループです。おっぱい飲んでれば寝るけど、口から離すと目覚めるし、そもそもおっぱいが痛すぎてもうくわえさせられない!おしゃぶりもくわえてくれない!もう!疲れてるのになんで旦那だけ寝てるの!ってなりますよね。
そして、たいていおっぱい以外の寝かしつけというと、抱っこしてゆらゆらではないでしょうか?しかも立たないと許されないっていう。世の中のお母さんお疲れ様です。
今日はそんなヘトヘトのママが少し楽に寝かしつけができる方法を紹介します。
私はこの方法で赤ちゃんの寝ない時期を乗り越えました。これらのアイテムがなければ今の私はないと言っても過言ではないくらい、とてもお世話になったアイテムたちです。
Contents
何で寝ないの!と大声で怒鳴った日
みんなが寝静まった夜、自分だけが起きて赤ちゃんを寝かしつける作業はとても孤独なものです。自分が産んだかわいくて愛しい我が子ですが、そんなことはもはやどうでもいいんです。人間は夜寝る生き物なんです。かわいい我が子相手でも夜は寝たいんです。昼も寝てないんです!!
長男は昼も夜も寝ない子でした。この頃の私は本当に夜が来るのが怖くて怖くて。
そんなことが頭の中をぐるぐるしながら、ひとり流れ作業のように寝かしつけをこなす。なぜ寝ないんだろう。何回グーグルに聞いてもわからない。30分、1時間、抱っこし続けて、やっと寝たところで布団に降ろすとすぐ起きる。
また振り出しに戻って寝かしつけて、今度は布団に降ろしても大丈夫、よし、今だ、寝れる!ん?なんだかお腹のあたりが冷たい。おしっこもれてる、、、。すごく寝たいからこのままにしてみようか、いやいや、このままじゃ気持ち悪いだろうし、風邪もひいちゃうかも、、、。そ~っと着替えさせて、、、もやっぱり起きるよね!
着替えが終わったらまた寝かしつけて。時計をみたら朝の5時。
「なんで寝ないの!」とおんぶひもを床に投げつけて大声で怒鳴った日。近所の人びっくりしただろうなあ。それでも旦那は起きてこなかったなあ。
夜中の寝かしつけは孤独以外の何ものでもない
何が辛いかって、孤独なんですよ。今ここで起きてるの私と赤ちゃんだけ。私のこの一連の苦労も誰も知らない。あとで誰かに話したところで「うん、わかるわかる」で終わる。絶対わかってないでしょ!これが旦那のセリフだったりしたら殺意しかわかない。
せめて他に起きている大人がいたら。
大丈夫?って声をかけてくれる人がいたら。
ここが寝かしつけ道場だったら。
今この辛い瞬間を誰かと分かち合うことができたら。
寝かしつけから解放された時の喜びを分かち合うことができたら。
誰かが寝かしつけを代わってくれたら。
それが叶わないのが夜中の寝かしつけです。
パパが時々手伝ってくれれば
そもそも親は2人いるはずなのに何で私だけこんな思いしなきゃいけないの。確かにパパも毎日働いて家族のために頑張ってくれています。
でも休憩時間あるよね?一人で寝る時間あるよね?休日あるよね?こっちはないんです。育児休暇取ってて毎日休みだと思ってるかもしれないけど、こっちはすぐに死んでしまいそうな小さい生物と24時間向き合ってるんです。休みなんてないんです。気が休まる時間がないんです。トイレすら戸を開けてしてるんです。
そんなヘトヘトな精神状態で、産後の体もまだ全く回復してない状態で、昼も夜も寝ないで寝かしつけてるんです!
なんてパパに言ったらきっとケンカになりますよね〜。
私は一晩だけ代わってもらったことがあります。
その晩は久しぶりにとてもぐっすり眠れました。
朝起きてとてもよく眠れたことと感謝の意を伝え、大変だったでしょう?と聞くと、「大変だったけど、こんなに手がかかったらかわいいんだろうなと思った」と言われました。
さらに、そのあと夫は「じゃあ少し寝てくる」と言ってひとり寝室に行きました。
何で同じことやってお前はひとりで寝る時間があるんだよ。
こんなふうに、パパは手伝ってやってる感がすごいです。自分の仕事として受け止めてなくて、あくまでも代わってやった的な。
パパがやったことなんてママに比べればやってないのと同じくらいの量だけど、なぜかこっちはやってくれてありがとうとか言ってる。
旦那には言われたことないのに。
そして一回でも手伝ってもらうと、そのあと、俺だって育児頑張ってるみたいな発言してきます。
そうなると、もうこんなやつに頼むんじゃなかった!と怒りがふつふつとわいてくるんですよね。
こんなことになるくらいなら、最初から旦那になんか頼ろうとしないで、使えるアイテムを使った方がマシですよ。
そんな孤独にそっと寄り添ってくれたアイテム
誰も付き合ってくれない夜中の寝かしつけ。そんな私の孤独にそっと寄り添ってくれたアイテムたちがいたんです。誰にも助けてもらえないなら物に頼るんです。旦那より頼りになるんです。
バランスボール
まず赤ちゃんが寝るまでママを助けてくれるアイテムです。
先ほども言いましたが、たいていの赤ちゃんは抱っこしてるだけじゃ寝ません。抱っこしながらゆらゆらしたり、歩いたり、スクワットしたりしないと寝ません。
地味にじゃなく、派手に疲れるんです。
母親になったら座ることすら許されないの⁉︎
心配いりません。大丈夫です。バランスボールがあります。
やり方は簡単。
赤ちゃんを抱っこしてバランスボールに座ってボヨンボヨンするだけです。立ってるより断然楽。
抱っこしてると手も疲れてくるのでスリングとか、抱っこ紐とか使って両手放しでするのがおすすめです。(ただ、ダイエット効果は全く期待できないので期待しないでくださいね。)
その時、自分の好きなドラマとか見れたら最高。ドラマに夢中になってるうちに気づいたら赤ちゃんが寝てたなんてこと、ざらにありました。
いつでも好きなドラマが観れるように動画配信とか登録しておくといいかもしれませんね。
赤ちゃんがいるとDVD借りに行くのも至難の技ですから。
そして、問題はこの後ですよね。寝たあと。
布団に降ろすと起きるんですよね!
そんな時に使うと便利なのが
大きなビーズクッション
これです。どうやって使うかというと、まず赤ちゃんを抱っこしたまま、ビーズクッションを背もたれにして座ります。抱っこ紐やスリングで抱っこしてる時はこの時にそっと外します。
ビーズクッションは体に沿って形が変わるので、椅子に座るとかソファに座るとかの比じゃないくらい楽です。もう体の一部かと思うくらいフィットします。
よく、赤ちゃんには背中にスイッチがついてるなんて言いますけど、実はスイッチはお腹に付いているらしいです。
布団に寝かせると今までママの温もりで暖かかったお腹が急にさみしくなるんでしょうね。
なのでしばらくこのままママもビーズクッションに寄りかかってゆっくりします。
そのあと、赤ちゃんがぐっすり寝てきたらそのまま後ろに倒れてママも寝るんです。イメージはビーズクッションにママと赤ちゃんが寝てて、ママが赤ちゃんに腕枕をしてるような格好です。
この格好すごく楽です。ママも寝れます。
私はいつもこの格好で寝てました。窒息が心配なママは、赤ちゃんがより深い眠りに入ったらそのままそっとビーズクッションを外すといいです。
なので、おすすめは、ビーズクッションに座る前に、ビーズクッションを布団の上にセッティングして、そこからすぐ取れる位置に、掛け物も用意することです。
あと、ママの枕もあると、首の位置がしっくりこない時に上手くいきます。
次男はもうすぐ3歳になりますが、熱が出て夜中に何回も起きてしまう時や、鼻詰まりで寝付きが悪い時など、いまだにこの方法で寝かせる時があります。
本当にビーズクッションがこの世にあって良かった。
このビーズクッション、家族にも大人気で、リラックスしたい時などみんなが寄りかかっています。長男も次男もお気に入りです。
実家の母も気に入って、2つプレゼントしたほどです。
赤ちゃんの時は、お昼寝の時などビーズクッションの上に寝かせていたこともありました。赤ちゃんのCカーブが上手く作れてよく眠れるようでした。
ただ熱がこもるので、赤ちゃんをクッションの上に寝かせる時はバスタオルなどを敷いたほうがいいです。すごく汗かきます。
こんな感じでバランスボールとビーズクッションには感謝してもしきれないほどお世話になりました。
長男が5歳になった今でも、中のビーズをつぎ足しながら使っています。
もし今のクッションが使えなくなったら、きっとまた同じものを購入すると思います。
最後に
抱っこしていないと上手に眠れない赤ちゃん。そんな赤ちゃんの寝かしつけが楽になる、バランスボールとビーズクッションをご紹介しました。
赤ちゃんが上手に寝てくれないのは、振り返ってみればほんの一時の期間です。でも毎日24時間それに付き合っているママにとっては、それが永遠に続く時間のように感じてしまいますよね。
誰かに頼るのが本当は一番いいのかも知れないけど、どうしても頼れない時もあります。
そんな時はママが少しでも楽になれるよう、使えるものはすべて使うといいと思います。
ママのストレスが軽減されて、赤ちゃんとの楽しい時間が増えることを願っています。


