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准看護師は主婦におすすめ?看護師との違いを調査。これから資格を取りたい人は必見。

こんにちは。アラフォー主婦です。

今回は准看護師の取得について調べてみました。

私は現役看護師ですが、高校を卒業して、病院でアルバイトをしながら准看護師の資格を取り、その後二年制の看護学校へ進学し、看護師になりました。

私のように高校卒業後、そのまま進学し看護師になりたい方は、迷わず大学や専門学校で看護師の資格を取ることをおすすめします。

ですが

・金銭的に余裕がなく働きながら資格を取りたい

・一日でも早く働きたい

・結婚していて仕事が生活のメインではない

・一般的な女性の職業より安定した収入を得たい

・子育てに影響のない範囲で資格を取って働きたい

・シングルマザーで安定した仕事を探している

・看護師として仕事を極めたいわけではない

こんな方は、まず准看護師の資格を取ってみるのもいいかもしれません。

 

准看護師になるメリット

働きながら資格が取れる

私の行っていた学校は、授業が午後からだったので、朝8:30から12:30まで病院でアルバイトをしてそれから学校へ行っていました。学校が終わった後にまた病院に戻りそこからさらに1時間から2時間働いていました。土曜日も授業があり平日と同じように働いていたので週6日働いていました。確か時給は700円くらいだったので、月に8万円くらいはバイトで稼いでいました。それと、夏休みもあったので、その月は14万円くらいの収入があったと思います。ですが、2年生になると、週のうちほとんどが朝から夕方まで病院での実習になり、アルバイトの時間は減ります。

働く病院によっては奨学金の制度がある場合もあるので、お住いの地域で探してみてください。

働き方は皆さんそれぞれ違うと思いますので参考までにお願いします。

また、学校には高校卒業後すぐに入学した人もたくさんいましたが、一度社会に出てから入学した人や、主婦の人もいました。男性も1割から2割くらいはいました。

私の学年の最高年齢の学生は、50代の主婦でした。

看護師になるより学費が安い

看護学校の平均的な学費は

年間84万円、3年間で252万円。

准看護師養成所の平均的な学費は

年間55万円、2年間だと110万円。

シングルマザーやシングファザーの人は自治体から助成金が出る場合もあるようです。

高等技能訓練促進等給付金や母子貸付制度などで自治体に問い合わせてみてください。

入試レベルが高くない

准看護師養成所の受験資格は中学校卒業です。入試レベルも中卒程度にされています。

看護師の資格を取るより早く取れる

看護師の履修時間3000時間、実習時間1035時間以上に対し、准看護師は履修時間1890時間以上、実習時間735時間以上と短いです。

働ける場所がたくさんある

どんな地域にも病院、クリニック、施設はあるので、働ける場所は必ず見つかります。企業に選んでもらうのではなく、自分が選べるというスタンスです。

給料が高め

平成28年度の女性平均年収

・30~34歳 2,434,000円

・35~39歳 2,536,000円

・40~44歳 2,614,000円

平成29年度の女性准看護師の平均年収

・30~34歳 3,592,000円

・35~39歳 3,756,500円

・40~44歳 4,029,400円

職場によっては看護師の資格取得を支援してくれる

准看護師が看護師の資格を取得するために、奨学金制度などを設けている職場も少なくありません。

その気になれば看護師へのキャリアアップも望める

准看護師の資格がある場合、さらに二年看護学校へ行くことで看護師の試験資格を取得することができます。

定時制は三年になります。

(最終学歴が中学校の場合は、まず三年現場で働く必要があります。その場合正社員、パートなど雇用形態は問われません)

准看護師として7年働くと通信でも看護師の試験資格を取得することができます。

以前は10年の実務経験を必要とされましたが、2018年4月入学より7年に変更になりました。(2018年6月現在の情報です)

 

その他

これは准看護師に限ったことではありませんが、病院や施設に就職すると、託児所があり子供を預けられるところもあります。私の職場にも託児所があり、休日出勤などの保育園が休みの日に子供を預けて働いています。

また、女性の多い職場なので産休や育休も取りやすいです。子育て世代の同僚が多い場合、子供が熱を出した時など休みやすかったりもします。

 

准看護師のデメリット

・キャリアアップは望めない

・職場によっては出世ができない

・准看護師を募集していない病院がある

・看護師と変わらない仕事をしていても看護師より給料が低い

・看護師からの当たりが厳しい場合もある

 

看護師と准看護師の違い

・看護師は高校卒業以上の学歴が必要ですが、准看護師は中学校卒業で受験できます

・看護師資格は厚生労働大臣から発行されますが、准看護師資格は都道府県知事より発行されます

・准看護師は医師、歯科医師、看護師の指示のもとで看護業務を行うのに対し、看護師は自らの判断で看護を提供できます

・准看護師の資格だけでは、特定看護師、専門看護師、認定看護師、診療看護師へのキャリアアップはできず、まず看護師の資格が必要となります

 

准看護師になるには

1)准看護師の試験資格を取得する方法には、以下の二つがあります。

1 中学校または高校卒業後に、准看護師養成所(2年生)へ入学し修了する

2 中学校卒業後、高等学校衛生看護科(3年制・定時制4年)へ入学し卒業する

※入試科目は、学校により異なりますが、主に国語・作文・数学・社会・理科・英語などの中から2~3科目程度の出題が多いようです。

2)都道府県知事が実施する准看護師試験を受験

試験に合格したら

3)准看護師の資格取得

4)免許申請手続き

 

准看護師は今後廃止されるのか

看護師として働いていると、准看護師の資格はいつか廃止されるらしいという情報を時々耳にします。そもそも准看護師の資格は、戦後の看護婦不足の時代に、できるだけ短期間に最低限の看護技術を身につけて、医療現場の即戦力となれるよう作られました。

その成り立ちから、准看護師の制度をめぐって医師会と看護協会の根深い対立があるようです。

日本看護協会は、看護師の専門性の高まりや、地位向上のために廃止を訴えています。これに対して、診療所や中小病院の開業医などが中心の医師会は、即戦力もあり、かつ人件費も抑えられる准看護師の廃止を反対しており、両者は真っ向から対立しています。

国も1996年の検討会で、21世紀初頭の早い段階をめどに看護婦養成制度の統合に努めると、看護師に一本化する方針が打ち出されているようです。

私が看護学校に通い始めた頃、すでにこの話題はでていましたが、看護師になって14年たった今も、准看護師の養成は一部の県を除いて続いています。(神奈川県では2013年をもって准看護師の養成を停止しています。)

今後、准看護師の養成は廃止されるかもしれませんが、まだまだ先の話のようです。

そして、すでに働いている准看護師の身分がなくなるわけではないので、資格を取ったもの勝ちとも言えるでしょう。

准看護師の働く場所

・地域の中小病院

外来や病棟、手術室など。夜勤などもあるのでバリバリ働きたい人にはおすすめです。

・クリニック

自分で科を選んで働けるメリットがあります。夜勤もなく、日曜休みのところが多いので子育て中の人にはおすすめです。忙しいのが嫌な人はいつも空いている所で働くといいかもしれません。

・訪問看護

お給料の高いところが多いみたいです。基本、夜勤もなく働く時間を選びやすいです。

・訪問入浴

介護士と共に利用者のお宅へ伺い入浴介助をする仕事。看護としては主に利用者の状態把握が多いようです。また、入浴に特化しているので覚えることも比較的少ないでしょう。

・デイサービス

ほとんど医療行為はなく、時間になったら利用者も帰って行くので、精神的にも身体的にもゆとりがあります。

・介護施設や療養型病院

病院に比べ医療行為が少なく、ゆったりしているのが特徴です。患者さんと一緒に散歩に出かけたりお茶を飲んだりすることもあります。

 

この他にも色んな求人があります。自分に合った職場がきっと見つかるでしょう。

 

最後に

准看護師は需要もあり、働ける場所もたくさんあり、働く時間も自分で選べる、メリットの多い職業です。

一番の強みは資格があるということでしょう。今の職場を辞めることになっても、すぐに次に働く場所がみつかる。それが准看護師や看護師として働く最大のメリットではないでしょうか。

いかがでしたか?

あなたも准看護師を目指してみませんか?

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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アラフォー主婦
二人の男の子を育児中のアラフォー主婦です。