
妊娠中の方。お疲れ様です。お腹も日に日に大きくなってきて、体重も増えてきて、もう早く産みたい!陣痛いつ来るの!とモヤモヤ、イライラしてませんんか?
私もそうでした。臨月に入ってからは逆流性食道炎みたいになって、横になると胃酸が逆流してきてのどの奥がじりじり熱くて痛い。お腹が大きくて息もまともに吸えない。膝が痛い。私は初めての妊娠中で17キロ太りました。汗。そこまで太ると、とにかく体が重い。早く産みたい!!毎日そんなことばかり考えていました。臨月に入った瞬間、重い荷物を積極的に持ってみたり、助産師さんにすすめられたスクワットをしてみたり。かき氷を食べてみたり。それはそれはもう色んなことを試しました。
そんな中で、これは絶対やっちゃいけないやつだったな。。。というものもあったので紹介していきます。
Contents
何で陣痛がこないの!?生まれる日は赤ちゃん自身が決める。
実は、陣痛を起こすのは赤ちゃん自身だと科学的にもいわれています。
陣痛が起こるメカニズム
妊娠中の女性の体には、外部からのあらゆる刺激を抑制し、子宮収縮が起こらないようにして妊娠を維持させるホルモンと、積極的に陣痛を起こさせるホルモンとの両方が備わっています。
通常、妊娠37週までは、子宮の収縮を抑制するホルモンが維持されており、陣痛は起こりません。
ところが、赤ちゃんが成熟すると、子宮の収縮を抑制するホルモンが減少し、陣痛を促すホルモンが優位になります。これが陣痛のメカニズムです。
陣痛が起こるタイミング
陣痛を促すホルモンが優位になるのはいつなのでしょうか?実はまだはっきりとはわかっていませんが、胎盤の寿命によるものと、赤ちゃんが降りてくる刺激によるものではないかといわれています。
しかし、こればかりは赤ちゃんのタイミングや個人差です。正期産の間は(37週から42週まで)とくに異常ではありません。ですが、正期産を超えても陣痛が来ないときは、医師と相談の上、陣痛を促す処置が行われることがあります。
陣痛のタイミングは赤ちゃんが決める
赤ちゃんの肺から出てくるプロテインが陣痛を起こすと、科学的にいわれています。つまり、陣痛は赤ちゃんが起こすと科学的にいっているのです。
赤ちゃんから出るプロテイン(サーファクタント)が胎児の肺から出ると、マクロファージという白血球の一種が子宮に入り込み、子宮の筋肉の興奮を引き起こし、陣痛が起こるということです。
余談ですが、体内記憶のある子どもの研究で、何人かの子どもに「陣痛はお母さんが起こすの?それとも赤ちゃん?」と聞いたところ、全員が「赤ちゃん」と言ったそうです。
陣痛がくるタイミングは赤ちゃんが決めるといっても、早く産みたくて、いてもたってもいられない。なんでもいいから、気休めでもいいから、何かしていたい。その気持ちもわかります。
次からは陣痛を促すと言われている対処法をご紹介します。
陣痛を促す対処法
陣痛を促す対処法としては、以下のものがあります。基本的には子宮収縮に関するホルモンを促すための方法です。
・床の雑巾がけ
・会陰マッサージ
・乳頭マッサージ
・つぼ押し
・鍼灸治療
臨月におすすめの運動
・階段の昇降運動
階段を上り下りする動作。私もやりました。足元が見えにくいので十分な注意が必要です。家の中でする場合、転落予防のために靴下やスリッパははかず、裸足で行いましょう。
・スクワット
私が助産師さんに実際にすすめられたスクワットは、ソファの背もたれなどにつかまって、両足を肩幅ほどに広げ、ゆっくりと膝が床と平行になるまで腰を下ろす方法です。体が疲れていたり、どこかに痛みを感じる時や、妊娠前ほとんど運動をしていなかった場合は、少しづつ体を慣らしていきましょう。
・ウォーキング
歩くことは精神的にも気分転換になるのでおすすめです。家の近所を散歩してみたり、近くのスーパーまで歩いてみたりと、ちょっとした工夫で歩く機会を増やすことができます。
ポイントは、自宅からあまり離れすぎないこと、母子手帳・保険証・病院の診察券・携帯電話・財布を必ず持って出かけることです。
・マタニティスイミング、マタニティヨガ
マタニティスイミングは妊婦さんの為の運動で、水の浮力が働くため、体に大きな負担をかけずに行うことができます。水の中を歩く運動もあるので、泳げない人でも始められます。
妊娠後期でお腹が大きい妊婦さんでもできるヨガポーズもおすすめです。本屋さんなどに売っているDVDつきのマタニティヨガの本がおすすめです。
・家事
家事も立派な運動です。家のことをしながら体を動かせるので一石二鳥です。普段やらない床の雑巾がけなど、四つん這いの姿勢は妊婦さんにとって比較的楽な姿勢で体を動かすことができるのでおすすめです。いつもはよく見えない細かいところまできれいになり、気持ちもすっきりします。
絶対にしてはいけないこと
妊娠後期に運動することは、さまざまな効果があると説明しましたが、してはいけない運動もあります。
例えば、縄跳びやトランポリンのようなジャンプする運動はお腹を激しく揺らしてしまいますので絶対にやめましょう。私は臨月にトランポリンをしたことがあるのですが、想像以上にお腹が揺れ、怖くなって2跳びでやめました。ほんと、やらないほうがいいです。
この他にも、転倒のおそれのある運動(自転車など)、人やものとぶつかる恐れのある運動、体をひねる運動も避けたほうがいいと思います。


予定日を超えてしまった時の影響
出産予定日を2週間すぎると、お母さんや赤ちゃんに影響が出始めます。
お母さんの体はむくみやすくなったり、足が冷たくなったり痛く感じることもあります。胎盤機能の低下によって常位胎盤早期剝離を起こす可能性が高くなっていることなどから、急激に体調が変化することもあり得ます。
少量の出血でも「おしるし」とは限らないので、受診することが大切になります。
胎盤機能の低下
妊娠42週を過ぎると、胎盤の弾力がなくなって、硬くなる石灰化が起こってきます。そのため、赤ちゃんが苦しくなって胎便をし、羊水が緑色のどろどろ状に汚れたり、胎盤が子宮から剥がれやすくなったりします。また、赤ちゃんのおしっこの量が減ることから、羊水の量も減ってきて、陣痛が始まった時にへその緒が圧迫をうける可能性が高まるなど、子宮内の環境は悪化します。
陣痛促進剤が使われるケースとは
・陣痛が来る前に破水したのに、陣痛が来ない時
・予定日を2週間過ぎても陣痛が来ない時
・陣痛が来ていたのに段々弱くなっている時
・妊娠高血圧症候群などがひどくなって、自然な陣痛を待っていられない時
・医師が必要と判断した時
最後に
陣痛が来ない時の対処法、陣痛が来なくてモヤモヤしても絶対にしてはいけないことを紹介しました。
先ほども出てきましたが、生まれるタイミングは赤ちゃんが決めるということがわかっています。
いつまでも出てこなくて最高にモヤモヤしますが、モヤモヤしても仕方ない。
赤ちゃんはまだ生まれる心の準備ができていないんです。
そんな赤ちゃんの気持ちに寄り添って、残り少ない夫婦2人の生活や、自分ひとりの時間を楽しむこともいいかもしれませんね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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