こんにちはアラフォー主婦です。
前回は陣痛から入院までの体験を書きました。
今日は続きを書いて行こうと思います。
前回の記事はこちら。
Contents
陣痛は未知との遭遇
初めに言いたいのですが、私はこれから出産する人を怖がらせたいわけでは決してありません。
ただ、私みたいに陣痛をなめてると、痛い目見ますぜ。
と言いたいのです。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
陣痛室での放置から、やっと入院する個室へ通された私たち夫婦。
時間は午前2時ごろ。
私のベッドの隣には夫の簡易ベッドが用意され、夫はそこで一晩過ごすことに。
私は陣痛のさなか眠れるはずもなく、眠いと思うはずもなく。
ただ、隣の簡易ベッドには、寝る気満々の夫。
そうでしょうね、うんうん、あなたはそうでしょうね。
あなたはどこも痛くないでしょうね。わかります。
陣痛に耐える私の横で、「なんかあったら起こしてね」と言い残し、すやすや眠り始める夫。
私も数分間隔で訪れる陣痛に、柵をつかんで耐えながらも、あいまに少し眠ることができました。
そうして何となく一晩やり過ごしてきましたが、午前7時ごろもう耐えられなくなり枕もとのナースコールを押し、
すみません、もう産みたいんですけどー!
て言う笑
勝手に産む宣言。
そのセリフにびっくりして飛び起きる夫。
「もう生まれそう!?」
わからんけど、こんな痛いんだからもう生まれるでしょ!
やっとの思いで分娩室まで歩き、助産師さんに内診してもらう。
今5センチくらいですよ~!子宮口もだいぶ柔らかくなってきましたよ~!
はっ!?5センチ!?
この時の気持ちは絶望しかないですよね。
その時に陣痛計も着けていて、陣痛が来ると波形が大きくなって来るのがわかるんですけど、確かそれが40くらいのところまで振っていました。
私からはその陣痛計は見えていなかったのですが、夫が助産師さんに
「マックス痛くなってくるとどのくらいまで数値が上がるんですか?」
と聞いており、助産師さんは
「あ、普通にメーター振り切りますよ!」
と答えていました。
いやいやいやいや
そのメーター100以上までありますやん
そこで私はやっと、「この痛みはまだ痛いうちに入らないんだ。。。」
と気づいたのです。
夫を恨みました。余計なこと聞きやがって!!!
痛くねえやつが聞くんじゃねーよ!
恐怖で痛みにのまれる
そこからはほんとにもう、痛みとの戦い。
陣痛室に通されて、とりあえずソファに座ってみる。
すると、気遣ったつもりなのか旦那も隣に座る。
おい、お前がちょっと動くたびに振動が伝わって来て耐えられないよ。
結局ひとりベッドに横になる。
なんか2晩まともに寝てないから体力も心配。
寝ようと思っても、数分おきに襲ってくる激痛。
私の陣痛の痛みは、例えるなら、
授業中、お腹が痛くてトイレに行きたいのに行けない。冷や汗出てくる。
それの10倍くらい痛かった。
良く、陣痛の波が来たら腰を押したり、お尻を押されると楽になるというけど、、、
私は、旦那に腰を押されて、
本当に今触らないで。
としか思えませんでした。
お尻の方も、陣痛の激痛に加え、ただでさえ触られたくないのに、なぜかお尻を押されてさらに痛いというただの拷問でした(笑)
旦那には、「ごめん、触らないで」
とだけ伝え、必死にひとりベッドの柵につかまって痛みに耐える修行。
痛みが襲ってくるのがわかる恐怖。
痛みのピークでは声が出て、それがもう叫んでるレベル。
出したくないのに出てる。
たぶん病棟中に響き渡る大声。
陣痛の痛みに加えて、声の出しすぎで喉も痛い。
とうとう失神
ですが、そのうちふと、陣痛の激痛が終わった後ものすごくふわーっと気持ちよくなって一瞬で眠れるようになりました。
もはやそれだけを楽しみに陣痛に耐える。
次に起きた時にはまた激痛に襲われている。
その繰り返しでした。
ですが、そのうちそのふわーっと気持ちよくなってる癒しの時間に夫に叩き起こされるようになりました。
ちょっ、まじ、何で邪魔すんの?
その時間がないとあたしもう無理だから!
と心の中では思うけど、陣痛が痛すぎてもうそれどころじゃない。
あとで聞いた話、その時私はさっきまで叫んでたと思ったら、急にふっと静かになって深い眠りに入って、息もしてなかったそうです(笑)
失神してた。
人生で初めての失神。
失神って気持ちいい。。。
例えるなら、寝落ちの瞬間みたいな感じかなー。
とにかく失神してる時間がなかったらあの陣痛には耐えられませんでしたね。
そして、、、
陣痛に耐えること14時間。
とうとう来ました。
産んでいい時が。
つづく。