この記事では、出産前には誰も教えてくれなかった産後の辛かったことを紹介しています。
初めて出産をする人は、出産のことで頭がいっぱいで産後のことについてはなかなか考えられないものですよね。
出産という一大イベントを終えた後も、ママの体には容赦なく今までに経験したことのない試練が多々おとずれます。
産後の体の変化やそれに伴う痛み、辛さは回避できるものではありませんが、どんなことが起こるのか知っているだけでも心の負担は軽くなります。知っていれば事前に準備できることもあります。
Contents
私が産後本当に辛いと思ったこと
1.会陰切開後の縫ったところが痛い
まず、最初に襲ってくるのがこれ。
出産直後は会陰切開前の局所麻酔が効いているのでそれほど痛みは感じません。
問題は麻酔が切れた後。
局所麻酔といえば歯医者さんでする麻酔と同じです。効き目もそう長くはないです。
私の場合、出産後2時間分娩台で休みました。その後の移動で車いすを用意されましたが、股が痛すぎて座れず、お尻を浮かせた状態で車いすに乗って部屋に帰りました。
もはや両腕の力だけが頼り。私は吸引分娩だったので、かなり会陰を負傷していたらしく、相当な痛みでした。これに関しては、事前に防ぐことは難しいので、迷わず痛み止めをもらった方がいいです。産後の痛みなんて我慢する必要まったくないです。
薬が切れてきたら痛くなってくる前に再度もらいましょう。何度ナースコールを押してもいいです。痛くなるより絶対まし!部屋の中を歩くことさえままならないくらい痛いんです。
会陰の痛みには産院から円座も貸してもらえますが、私はこの円座に座ると余計に傷が痛すぎて一瞬で投げ捨てました。個人差あるよね。食事の時も痛すぎてベッドの上でうつぶせでうどんを食べたことが今ではいい思い出です笑
2.排便が恐ろしすぎてできない
次の日あたりに来るのがこれ。
妊娠中は便秘になりやすいため、産後初めてするうんちは硬くて出づらい。それが本当に恐ろしい。便意があってトイレに行っても、いざ出そうとすると会陰の傷が痛すぎてうまく力が入らない。そこで出すのをあきらめるとさらに出づらいの無限ループ。
もう会陰は痛いし、うんこでなくてお腹は張るし。
これに関しては、妊娠中から便秘傾向の人は下剤で調整しておいた方がいいです。
私は一人目を産んだ後、この排便問題にすごく悩まされたので、二人目は妊娠中から下剤でコントロールしていました。それもかなり便がゆるくなるようにコントロールしていました。おかげで二人目を生んだ後の初めてのうんちはすごく楽でした。
3.おっぱいが張りすぎて痛い
産後2~3日経つとやってくるのがこれ。
母乳を出すためにおっぱいもはりきってます。もう岩なのかな?っていうくらい張ります。それがまた痛い。生理前に胸が張るとかの比じゃないです。寝返りも打てないくらい痛いです。
私は痛すぎてナースコール。あまりにも痛かったのでアイスノンで冷やしました。ただ、冷やしすぎは母乳の分泌に影響が出るということで、ほどほどに冷やしました。
4.夜間の授乳がつらい
入院中はだいたい3時間おきに授乳するよう指導されます。慣れない授乳をまだ出産の疲れが残っている体で始めます。
ママも赤ちゃんも授乳は初心者のため時間がかかります。最低でも1時間はかかります。そうなると次の授乳まであと2時間。うまく赤ちゃんが寝てくれれば2時間眠れますが、そうは問屋がおろさない。たいてい最初のころは母乳が思うように出ないため、赤ちゃんはお腹が空いて寝てくれません。抱っこで寝せたり、産院によってはミルクを足したりして、ようやく眠ってくれます。
そして、そのころママはすでに目が冴えて眠れないなんてことになります。
とにかく思うように眠れなくて寝不足です。
新生児は比較的、日中よく眠ってくれるので、昼間ママも眠るようにした方がいいです。
5.入院生活がストレス
私は長男の出産で初めて入院を経験しました。
たった1週間ほどですが、とにかくストレスでした。個室でしたが、なんというか閉塞感というか、孤独感というか。
母児同室だったので常に我が子と二人きり。自分の子どもといえどもまだ出会ったばっかり。そしていつ泣き出すかわからない。そんな存在。
常に気を張っている状態でした。
早く家に帰ってゆっくりしたい。
入院生活は自分の診察や沐浴指導など、わりとスケジュールが詰まっていて、そんなにゆっくりもできませんでした。
6.子宮の大きさが完全に戻ってないため好きな姿勢になれない
私はうつぶせの姿勢が好きで、眠るときは常にうつぶせでした。
妊娠中はお腹が大きくなってくるとうつぶせにはなれないので、産んだらうつぶせで寝るのが楽しみでした。
ですが、産んだ後のお腹は妊娠6か月ほどの大きさ。まったくうつぶせになれない。
早く楽な姿勢で寝たい!そう思っていました。
7.悪露ってすごい量
地味に辛いのがこれ。
産後は悪露が出ますが、生理2日目とかの量じゃないです。その倍はあります。2~3日すると少しづつ減ってきますが、それまでは普通に夜用ナプキンくらいの大きさの産褥パッドを常に当てている状態です。
約8か月間生理を休んでいたこちらとしては、わずらわしいこと極まりないです。
8.顔がざらっざら
産んだ後、自分の顔の触り心地にショック。
肌荒れがすごい。ホルモンのせいなのか、寝不足のせいなのか、病院が乾燥してるのか、歳のせいなのか。そのすべてなのか。
この肌荒れは本当にショックでした。一気に老け込んだような気がして。。。
いろいろぬったくってみたりしましたが、すぐには改善しませんでした。
入院バッグには保湿剤やシートマスクを忍ばせておくことをおすすめします。
最後に
この記事では産後の辛かったことを紹介しました。
色々書きましたが、耐えられないようなことは一つもありませんでしたし、すべて時間をかけて元に戻ることばかりでした。
初めての出産を迎える前の心構えのひとつとして参考にしていただければ嬉しいです。